メッセージ

日本の保険を在るべき姿に

アームコンサルティング株式会社
代表取締役社長

副島 昭弘

日本史に残る天災として記憶に新しい東日本大震災。
被害総額16兆9000億円と言われている中で
地震保険で支払われた金額は僅かに1兆2300億円程度。
この地震が原因で倒産した企業は、地震発生から1年間で656件、
負債総額は9210億8800万円とのデータが発表されました。

阪神淡路大震災後に普及したとされる地震保険ですが、
実際には自然災害に関する補償が非常に限定されていたため、
いざという時に十分な補償額が支払われないケースも多いのです。
2007年に社会問題となった保険金の不払い問題でも、
保険会社全社(損害保険153万件、生命保険135万件)が
関わっていたと報じられました。

更には、保険料過払い(保険料の払いすぎ)という問題もありました。
(2009年3月末時点全損害保険会社で162万件、保険料で399億円)

何が問題なのか。

それは、世の中を席巻している保険商品が、
売る側にとって利益率の高い商品であり、
さらには、消費者にとって本当に必要なリスクを補償していないことです。
もし地震保険が正しく機能していれば、
倒産する企業を守ることができたかもしれません。
残念ながら、これが日本の現状です。

個人的な見解ではありますが、
保険の歴史を振り返ると、
日本特有の文化的背景が影響していることは否めません。
長年にわたり護送船団方式で守られてきた保険業界が、
お客様のニーズに耳を傾ける努力を怠ってきた結果だと思うのです。

当社のオリジナル保険プログラムの採用により、
従来の保険では全体のわずか数パーセントだった保険金受取対象事故を
90%台にまで引き上げることを可能としました。
保険料は削減しながらも、最適な保険の提供により、
もしもの時には十分な保険金を受け取ることができる。
こうしたビジネスモデルを擁している会社は、
当社が知る限り日本で他にはありません。

不測の事態から、会社や従業員、
その家族を守る。

それが本来の保険のあるべき姿です。

日本の企業を私達が提唱する戦略的リスクマネジメントを通して守り、
保険が本来の機能を発揮し、社会の発展に寄与すること。
これこそが、当社です。

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